(作家コメント) 毎年大和の当麻寺の奥院まで取材に行くのが年中行事になっていますが、今年は広島県の三原にある大番ぼたん園を訪れました。当麻寺を彷彿とさせるような敷地に2千本以上の株が植えてあります。10連休の少し前、満開の牡丹が心地よく香りを放っていました。この地で年月をかけて育ち、毎年大輪を咲かせ続けてきたことを知りました。時と共に浄化を祈るよう素晴らしい花弁を束ねていました。