田渕 俊夫
TABUCHI Toshio
昭和16年(1941)~

厳島神社

東京都江戸川区に生まれる。1967年に東京藝術大学大学院を修了し、翌年の「第22回 春の院展」で初入選。1970年には日本美術院院友に推挙され、平山郁夫に師事する。
主に院展を舞台に活動しつつ、1970年から愛知県立芸術大学で、1985年からは東京藝術大学で教鞭をとり、2005年には東京藝術大学副学長に就任。約40年間にわたって多くの後進の指導にあたった。
作者は、絵を描く原点は感動であると述べており、その感動を表現するため、日本絵画の伝統的な技法や表現を自身の作品へ昇華していった。現在の日本画壇を代表する作家の一人。