(作家コメント) 自然崇拝の対象として代表的な厳島をテーマに制作する機会を頂き、制作に入る前にまず島が持つ神秘性を十分にイメージすることが重要でした。その上で厳島そのものを描くよりも、山や海、火や水を恐れつつ共存する女性像を描こうと思いました。血の通った生身の人でありながら、神話を感じさせるような存在を表現したいと思い制作しました。