作者
森田 りえ子 MORITA Rieko
作品名
柊野五色椿 Holly and Five-colored Camellia Tree at HIRAGINO, Kyoto
制作年
平成19年
素材・技法
紙本彩色
表装
屏風(六曲一双)
サイズ
各 168.0×370.0cm

ここでは京都市北区の柊野にある八重椿の名木が描かれています。樹高8.8m、樹齢は400年を超えるとされ、1984年に京都市から天然記念物の指定を受けました。ちなみに本当の幹は盛土で隠されており、地表から突き出ているのは本来枝で、中心の最も太いものの周囲は1mにもなり、例年4月中旬から下旬にかけて開花します。
「椿の語源は”艶葉木”との説があるほど、つややかな深い緑の常葉と・・・色鮮やかに咲き分ける花との対照は、うっとりするほど魅力的です。・・・美の女神が棲んでいると確信している」と画家は語っていますが、陽光を想起させる金色を背景に、絢爛豪華に咲き乱れる様子は、新たな生命が芽吹く季節の到来を見事に表現しています。

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