(作家コメント) 広島湾に美しい姿を映す厳島神社は、平安末期に平清盛が新しい社殿を造営して平家一門の隆盛を願い氏神としました。平家滅亡後も源氏をはじめ時の権力者の崇敬を受け今日に受け継がれています。 時が移り、人が変わっても、その優美な姿とそこに秘めた平家の華麗で物悲しい歴史は、いつまでも人の心を引き付けていくことでしょう。