中島 千波
NAKAJIMA Chinami
昭和20年(1945)~

 長野県上高井郡小布施町に生まれる。日本画家の父・中島清之の影響で、小さい頃から絵に親しんでいた。昭和44年《窓外》(第4回神奈川県美術展)で横浜高島屋賞を受賞する。同作品が第24回日本美術院春季展で初入選する。同年9月、《窓》(再興第54回日本美術院展)が初入選。昭和46年《草の主》(第56回院展)が入選し、日本美術院院友となる。昭和52年《衆生・女・く》(第32回春の院展)が初の奨励賞を受賞。昭和58年、速水御舟《春の宵》との出会いがきっかけで桜を描こうと決意。桜の名所へスケッチ旅行に出かける日々が続いた。平成2年《眠*’90-8》が奨励賞受賞、日本美術院特待となる。平成4年長野県小布施市に〈おぶせミュージアム・花咲くぶらり美術館・中島千波館〉が開館。のち〈おぶせミュージアム・中島千波館〉と変更。平成10年日本美術院退院、無所属となる。平成12年東京藝術大学美術部デザイン科教授に就任、25年退官。平成18年、小布施町名誉市民となる。