作者
森田 りえ子 MORITA Rieko
作品名
秋華 Autumnal Flower, Chrysanthemum
制作年
平成22年
素材・技法
紙本彩色
表装
額装
サイズ
91.2×117.2cm

 森田りえ子は神戸出身ですが、伝統的な建物や四季折々の花に魅力を感じ、京都へ移住しました。
京都の舞妓や、エキゾチックな女性像、春夏秋冬を彩る花鳥画等、手がけるテーマは幅広く、その中でも花鳥画が注目を集めています。菊を題材とした作品は出世作でもあり、今では画家の代表的なモチーフとなっています。
手がける菊の作品には「直球で命の豪快さを描きたい」という想いが込められており、花弁の伸びや躍動感を表現する為に、花びら一筋ずつを下書きなしで即興で描いています。菊から満ち溢れる生命力は観る者を引き付けて止みません。
 菊を描くきっかけとなった瞬間を作者は次のように述べています。「一本の糸菊の花が、夕暮れの中で浮かび上がる光景を目にした瞬間、なんて凛とした生命力に満ち溢れているのだろう!と思わず描く手を止め、花の姿に釘付けになったのです」。

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