京都市に生まれる。父は日本画家の川島浩、母は書道家の川島鳳村である。京都市立美術大学日本画専攻科終了。下保昭に師事。大学在学中に日展初入選。四季をテーマとした作品が多く、当初は主に風景を描いていたが、次第に静物・花鳥画へと題材を変える。昭和46年、日春展で日春賞を受賞し、外務省買い上げとなる。昭和50年、さらに技術を磨くため、イタリアへフレスコ画の研修旅行に行く。昭和61年日展審査員となり、平成15年日展評議員となる。繊細な描写と鋭い観察力で作品を描き上げ、日展を中心に活躍している。近年は花鳥画を多く手がけ、生命の喜びを表現する独自のスタイルを確立。また、日本に古くから伝わる金屏風を切り取ったものに、独特の美を表した作品が注目を集めている。