牧 進
MAKI Susumu
昭和11年(1936)~

東京都豊島区に生まれる。13歳の頃、父のビラ描きの手伝いをはじめ、その傍ら日本画の指導を受ける。昭和27年川端龍子の内弟子として入門。5年間、絵の具を塗ることを許されず、ひたすら庭の草花のスケッチを続ける厳しい修行時代を過ごした。昭和32年《白薔薇》(第29回青龍展)が初入選する。昭和40年《秋色》(第7回青龍展)を出品し社友となる。昭和41年、川端龍子の逝去により青龍社は解散。画家は、青龍社の先輩である横山操の助言もあり、無所属で独立独歩を貫くことを決意。昭和42年に初の個展を開催する。その後数々の作品を発表し、昭和58年、外務省の依頼により《牡丹》と《菖蒲》を制作。《牡丹》はフィリピン政府、《菖蒲》はマレーシア政府に寄贈した。海外友好親善の功により外務大臣表彰を受ける。現在も、日本の四季を美しく描いた大作を数多く発表し、令和元年に旭日双光章を受章。